2020年9月時点
現在はSpeed Wi-Fi HOME L01はございません。
WiMAXのホームルーターを検討であれば後継機種であるL02の記事をご覧くださいませ。
また、モバイル型ルーターを検討している場合はWX06レビュー、WX06とW06のスペック比較などもできるので以下の記事をご覧くださいませ。
2017年2月17日から発売しているWIMAXのホームWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi Home L01」の特集記事です。
- 「Speed Wi-Fi Home L01」のスペックや特徴
- ホームルーター「L01」とモバイルタイプのルーターとの比較
- 「Speed Wi-Fi Home L01」とSoftBankAirの比較
- 「Speed Wi-Fi Home L01」の口コミや評判
を知りたい方のために、不明点は大元のUQに確認しながら「L01」について解説していきます。
Speed Wi-Fi Home L01は「家族でネット回線を引きたいけど工事はしたくない!すぐに欲しい!」という方には必見です。
固定回線のかわりに自宅に工事不要で高速インターネットを引くことができるWi-Fiルーターです。速度は光ファイバーと比べても全然問題はありません。しかしデメリットもあるのでそういった事を含めて解説していきたいと思います!
目次
Speed Wi-Fi Home L01のスペック徹底分析

HUAWEI製「L01」
下り最大速度440Mbps
上り最大速度30Mbps
WAN側ネットワーク | 通信規格:WiMAX2+/FD-lte 速度(下り最大):440Mbps アンテナ:4×4 MIMO |
LAN側ネットワーク | 有線LAN:10/100/1000B-ase-T 2ポート 無線LAN2.4GHz:11b/g/n 無線LAN5GHz:11a/n/ac 2.4GHz/5GHzは同時利用:可能 無線LANアンテナ:4×4 |
※WAN側?LAN側?…WAN側とは無線接続のことで、LAN側は有線LAN接続のこと。そのほか、「1000Base-T2ポート」=1000Mbpsまで最大通信可能であるLANポートのこと(ザックリ説明ですが)LANケーブルの形が変わるわけではないので、気にしなくても大丈夫です。
製品名 | Speed Wi-Fi HOME L01 |
製造元 | HUAWEI(ファーウェイ) |
対応ネットワーク | ・WiMAX 2+ ・au 4G LTE |
質量 | 約493g 「ファーウェイのWX04は140g、WX03は110gなので中間」 |
外形寸法(mm) | 約H180×W93×D93mm |
UIMカードバージョン | Micro IC |
対応OS(USB接続) | Windows10 ,8.1,7 Mac OS Sierra 10 .12 Mac OS X 10.12,10.11,10.10 ,10.9,10.8,10.7,10.6,10.5 |
有線LAN規格 | Ethernet 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/n/a(5GHz帯)11n/g/b(2.4GHz帯) 「5G切り替えおすすめ」 |
本体色 | ホワイト |
最大同時接続数 | 計42台(LANポート×2台、Wi-Fi SSID×2×20台) 「LAN接続・接続台数は脅威の42台、何よりすごい事は5Gと2.4Gを併用利用できること」 |
同梱物 | ・ACアダプタ ・Ethernetケーブル(試供品) ・取扱説明書 ・保証書 |
電源 | 電源はACアダプタのみ バッテリー動作非対応 |
こちらが「L01」のスペック(性能)です。
気になる部分は、
- コンセントから電源をもらうので、充電の必要がない
- 全て同梱で入っているので、別途必要なものはない
- 同時接続42台と史上最多接続(モバイルタイプは最大10台接続)
L01の最大の特徴=最大同時接続数42台がネット接続可能

「Speed Wi-Fi Home L01」が
- 2.4GHz(11n)…ほとんどのWi-Fiが対応しているのでオールマイティに使える規格
- 5GHz(11ac)…電子レンジなど、他の機器との電波干渉がしない電波でスムーズな通信が可能な規格
「5GHz(11ac)の接続設定は回線速度としても期待ができるものですので、ぜひ設定して利用して頂けたらきっとご満足いただけるはずです」
の2種類の規格が利用でき、それぞれの規格で20台づつ通信が可能です。
L01は2.4GHzと5GHzを同時に利用する事ができる!
お持ちの端末(ノートパソコン・デスクトップパソコン・タブレット・スマホなど)が5GHz(11ac)に対応しているのであれば直接Speed Wi-Fi Home L01に接続する事ができます。同時に2.4GHz(11n)の端末にも接続する事ができます。
これこそが光ファイバーに変わる固定回線になる理由の一つとなります。
WiMAXを検討する上で通常ポケットwifi型の(wx04・w01・wx03)を主力商品としてご覧になったのではないでしょうか。
他の端末ではこの2.4GHzと5GHzの同時利用はできません。
複数人利用するとなるとその分端末も増えますし、おそらく古い機種・新しい機種が混在している方も多いのだと思います。

さらに背面には有線LANポートが2口あるので、
20×2(2.4GHzと5GHzそれぞれで)+2(有線LAN)=最大同時接続数42台も接続できます。法人での契約もお問い合わせが多い端末で、モバイルルーターより電波の届く範囲も広いです。大人数での利用や、家族利用はホームルーターが最適です。
5GHz対応のWi-Fi機器は増えてはいますが、例えば
- 安価なandroidスマホやタブレット(モノによる)
- 安価なPC(モノによる)
- DSや3DSなどの一部ゲーム機
などには対応しておりません。
5GHzに非対応の機器の場合、相手側の機器でWi-Fiの電波を探そうとした時に、「L01の5GHz用のSSID」(下部参照)は表示されないようになっています。
L01のWi-Fi設定方法

本体底面にあるどちらの「SSID」を選ぶかによって、2.4GHz・5GHzを選択することができます。
両方とも対応している機器の場合には、相手側の機器でWi-Fiを探す時、どちらのSSIDも表示されるということです。
大抵の場合は、接続する機器が5GHz対応であれば、自宅内での接続は5GHzのほうが快適に使えますが、場所によってケースバイケースなので、ご自分の環境にあった方を選択してください。
L01は4×4MIMO・CA両方に対応で高速通信
- L01搭載の4×4MIMO(フォーバイフォーマイモ)

データの送信側(基地局側)と受信側(ルーター)どちらにも4つのアンテナを搭載することで、複数のデータを同時に送受信できる技術。1人でやるより4人で作業した方がはやいのと同様、当然4つのアンテナでやり取りすることでWiMAXの超高速通信が実現します。
- HUAWEI製の従来の技術CA(キャリアアグリゲーション)も対応

キャリアアグリゲーションとは、(キャリアの)複数の帯域を束ねて(アグリゲーション)同時に通信することで、高速通信を実現する技術の一つ。こちらは人では表現しづらいですが、図を参考にしてください。
この2つの高速通信技術が今回両方とも搭載され、440Mbpsの通信が更に強化されました。
L01の注意点=ハイスピードプラスエリアモードとアップデート
L01の本体側部には2つのボタンがあります。

- 上が「WPSボタン」
- 下が「ハイスピードプラスエリアモードボタン」
「WPSボタン」(Wi-Fi Protected Setup)は、簡単に無線を接続する機能です。
接続側(スマホやPCなどの無線通信機器)のWPSを起動させ、L01本体の「WPSボタン」を1秒ほど長押しすると、パスワードの入力なしで接続することができる便利な機能です。
そのすぐ真下にあるのが「ハイスピードプラスエリアモードボタン」なのですが、
<ハイスピードプラスエリアモード>
=au4G LTEの電波での接続で月に7GBの上限あり
=2年契約の場合はモード利用月は+1005円のオプション料金が発生(3年は無料)
このボタンがすぐ真下にあるので間違えてボタンを押しやすく、
本体に触った時に誤って1秒以上ボタンを押すと、
ハイスピードプラスエリアモードに自動で切り替わり、
気付かずに課金(+1005円/月)が発生&7GB制限!!
というとんでもなく危険をはらんでいる構造になっています。
それを防ぐためには、
「L01の管理画面にアクセスし、設定を変更しておくこと」です。
管理画面(Speed Wi-Fi HOME設定ツール)は、接続中の通信機器からアクセスできます。
1.接続中の端末でwebブラウザを起動し、「http://speedwifi.home」と入力

2.ユーザー名は「admin」、パスワードは本体底面記載のパスワードを入力し、「ログイン」をクリック

3.「L01」の設定画面に入ることができる。「設定」を選択

4.「WAN設定」→「基本設定」と進み、下記の画面の「ハイスピードプラスエリアモード規制」を「オン」にする

以上の動作で完了です。最初に設定しておけば、再度設定の必要はなく、押しても反応しなくなります。届いたらまず初めに設定するようにしましょう。
また、先ほどのL01の管理画面では、
「アップデート」(ソフトウェア更新)も可能です。
半年に1回くらい、プログラムの改善などのアップデートがあり、基本的に通信の改善を目的にしたものなので、赤いランプがついたら行いましょう。

本体下から2番目の「Mode Updateランプ」が赤く点灯すると、
「アップデートのお知らせ」です。
先ほどの管理画面にアクセスすると、更新のお知らせがでますので、「アップデート」をクリックするとアップデート完了です。いちいち面倒だということであれば、管理画面で自動アップデートに設定することも可能です。
このように、
「L01本体には画面がなく本体で操作できない」ため、
今どんな状態なのか、点灯しているランプのみで判断
することになりますので、管理画面へのアクセスだけ、やり方を知っておけば問題ないです。
とりあえず、「ハイスピードプラスエリアモード規制」だけは早めに「オン」にしておいてくださいね!

その他の状態は、お手持ちのスマホにHUAWEIの無料専用アプリ「HUAWEI HiLink」を使うことで、
- ネットワーク状態(電波強度)
- 接続端末
- 通信容量
などの確認ができます。
スマホで状態を知ることができるので、とても便利です。
L01は持ち運びできる?

ホームルーターと他の機種でモバイルルーターと違うところは、電源がないと利用できないところです。
結論から申し上げると、
「電源さえあれば、持ち運びは可能」です。
筆者も店頭でのお問い合わせで、
「そんなに強くてよさげなルーターなら持ち運びもしたい、車でも使えるの?
という質問を受けたことがありますが、理論上から言えば、電源さえあれば持ち運びできるので、
- 移動体であっても、電源を確保できるような場所(電車や、車の車内など)
- 一時的な滞在先(利用場所の申告は不要なので、別荘などにも持っていける)
- 引越しの際や、部屋の移動も可能
など、オールマイティに活躍できます。
昨日、auのモバイルWi-Fi解約して、新たにSPEED Wi-Fi HOME L01を契約してきた。これはあくまでも据え置きタイプの物だけど本日、実験の意味でインバーター積んである車に積載して、移動しながら使ってるけど全く問題ないね。
— 電信P@真リン廃団No.35 (@punirin1227) 2017年3月15日
実際に運用している方もいるようです。
L01はW04やWX04と比べると何がいいのか?

「W04」「WX04」などのモバイルタイプのメリット
- バッテリー充電式なので、電源がなくても持ち運んで外で使える
「L01」ホームルータータイプのメリット
- 2.4GHzと5GHzの同時通信ができる(モバイルは切り替え式)
- 最大同時接続数は42台なので家族利用も◎
- モバイルよりWi-Fi性能が高く、広い範囲で接続でき、宅内利用に適している↓

UQ公式サイトにもある通り、
- モバイルタイプよりWi-Fi性能が高い
(モバイルタイプはバッテリーを消費するが、L01は常に電源供給があるので、常に全力を出せるイメージ)
- モバイルタイプより広い範囲に届く

(内蔵のアンテナ…というか単純に本体が大きいのでお分かりかと思いますが、届く範囲が広いです。例えば、モバイルタイプのW04だと届かない3Fの子供部屋に、1Fのリビングからも届く、など。※あくまで環境によります)
- 部屋が広い、あるいは戸建てで、ルーターと使う場所が離れている(うらやましい…)
- 外での需要があまりない
- 光などの固定回線の代わりに、
- ゲームもしたいかも…
- 家族で使いたい
そんな方には、ホームルーター「L01」がオススメです。
L01とSoftBankAirはどっちがいいのか?
性能比較

同じく工事なしのホームルーターとして、SoftBankから発売している「SoftBank Air」と比べた場合に、同じような見た目だし、どっちがいいのか?何が違うのか?について比較しています。因みにワイモバイルで契約できるのも同様なものを販売しています。
「L01」左側
- 下り最大速度440Mbps
- 同時接続台数42台
- 3日10GB制限あり
「SoftBank Airターミナル3」右側
- 下り最大速度350Mbps
- 同時接続台数64台
- 制限の明確なルールはなし

機種ごとのスペックを比較すると、接続台数が多く、規制のルールがない「SoftBankAir」の方が優勢に思うかもしれませんが、上記の通り、
SoftBank側のさじ加減で規制にはかかりえます。
逆にルールが設けられていないので、3日10GB以上に厳しい可能性が高いです。
1日3GBほど使える計算の「L01」であれば、十分活躍できそうですね。
WIMAX「L01」とSoftBank「Airターミナル3」の料金比較
2年契約契約した場合のWIMAX「L01」
[table “10” not found /]2年契約契約した場合のSoftBank「Airターミナル3」
SoftbankAir (購入) | SoftbankAir (購入) (おうちセット割) | SoftbankAir (レンタル) | SoftbankAir (レンタル) (おうちセット割) | |
---|---|---|---|---|
1〜2ヶ月 | 3800円 | 4300円 | 4290円 | 4790円 |
3〜25ヶ月 | 3800円 | 4300円 | 4290円 | 4790円 |
キャッシュバック 割引 | なし | 月5GBのデータ契約のsoftbankスマホ1台=1522円スマホから割引 | なし | 月5GBのデータ契約のスマホ1台=1522円スマホから割引 |
2年合計 | 91200円 | 66672円 | 102960円 | 78432円 |
注意点 | 端末価格58320円(分割36回払い)を含んでの料金だが契約は2年間 ※端末残債が19440円残る | 2年間合計 103200円 条件:softbank 2年間合計は103200円–softbankスマホ割引36528円=66672円で計算 ※端末残債が19440円残る | なし | 2年間合計は114960円–スマホ割引36528円=78432円で計算 |
WiMAXの代表的な人気の会社と、SoftBankAirのそれぞれの方法で料金を比較してみました。
2年契約で比較しておりますが、
まず大前提として、
SoftBankAirは2年契約なのに機種分割が36ヶ月(3年)払い
契約期間中は端末代金は月々の基本料金でそうさいされますが、
(端末代1620円ー月々割1620円)
2年の時点で解約すると、端末残債19440円(1620円×12ヶ月)が発生します。
かといって支払い終了の3年時点での解約は、
解除料10,450円がかかります(2年契約なので一度更新しちゃってます)。
ちょうどよく終わることができないので、
2年で計算するとWiMAXの「 L01」が圧倒的におトクです。
「SoftBankAir」の場合は、
スマホをたくさん持ってるほどおトクになる(1522円×台数分割引/月)
というところがメリットです。
しかしながら、そもそも、
「SoftBankのスマホ自体が高いなら格安スマホにしたほうがいいのでは…?」
と思うので、大家族全員で一気にスマホ乗り換えしつつSoftBankAirにするなら別ですが、
もしトータルコストを気にするなら
WiMAX×格安スマホ
の組み合わせがランニングコストはいちばん安い、という方がほとんどだと思います。
L01の口コミと評判=速い
WIMAX L01を一週間使ってみて。家の光回線(マンション付きの無料回線B-CUBIC)が使い物にならなくなった😰賃貸で工事もできないのでWIMAXのギガ放題プランを契約。平常時50Mbpsほど混雑時1.5MbpsほどでFF14をライトに遊ぶのは問題なしでした✨
— ❀Lyra@Ridill (@lyra_b27) 2017年6月12日
→
今日、じっくり検証して下り440M対応のWiMAX2+機器をL01にしてみる事にした。まぁ、WX03,W04とは僅差ではあるけど。窓際に設置してもアンテナレベル1〜4と変動が大きいけどpingが最も優秀で、アンテナレベルが不安定でも約50M出たのが決め手になった。 #WiMAX
— naruto (@naruto_jp) 2017年4月16日
WiMAXのホームルーター「HOME L01」なかなか良い pic.twitter.com/DhdQWYP0Sx
— Lucca (@Lucca_kke) 2017年9月21日
どのツイートも、かなり快適に使えている方が多いようです。
やはりモバイルの「W04」と比べても実測が出ている方もいるようですね。
安定した通信が期待できるので、家で使うなら普通にオススメです。
Speed Wi-Fi Home L01を契約するならどこがいい?
[table “10” not found /]「L01」はハイスピードプラスエリアモードが搭載されておりますが、特殊な使い方をしない限り
(車の中で電源供給を受けて通信するなど)
「自宅や特定の場所でしか使わない製品」
だと思いますので、
ハイスピードプラスエリアモード(au4G LTE)が無料になる3年契約の必要はなさそうです。
3年契約と比べると、1年早いタイミングで機種変更を検討できる2年契約で計算すると、上記の通りいちばんおトクであるのは、キャッシュバック含めると
「GMOとくとくBB WiMAX」です。

GMOとくとくBB WiMAXはキャッシュバックで人気のWiMAXです。
- 初回オプション加入が必須(もちろんあとからはずせます!)
- サイト内がわかりにくい部分もあり…
- キャッシュバックは11ヶ月後なので手続き必須
なのですが、そちらはwi-fiランド内の別記事に徹底解説してありますのでそちらをご覧ください!
まとめ

いかがでしたでしょうか?
2017年2月17日発売のホームルーター「L01」は、
- L01はWiMAX史上最大同時接続数42台の最強ホームルーター
- W04は4×4MIMO・CA両方に対応で高速通信
- 有線LANポートも2つ搭載。ゲームするならL01がいちばん
- 頑張れば(コンセンなどの電源があれば)持ち運びもできる
- モバイルルーターと比べても実測が出やすい
- SoftBankAirと比べても性能も料金も◎
ホーム型のルーターはWiMAXでも取り扱いがありましたが、
「L01」は口コミにもある通り、実測No.1です。
持ち出しの利用がなくてかつ工事は面倒だというあなた!
引っ越しして自宅のネット接続を考えている方、今使用している回線に不満のある方も全て、
おうちで使うならWIMAXの「Speed Wi-Fi Home L01」は本当に本当におススメです!
みなさまも是非チェックして見てください。