「海外旅行中も普段と同じようにスマホやパソコンを使いたい」という人は多いと思います。
以下のサービスは海外旅行でも使う方が多いでしょう。
- LINE
- 地図アプリ
- インターネット検索
- InstagramなどのSNS
- YouTubeやNetflixなどでの動画視聴
- 音楽のストリーミング
海外旅行に行くとき、多くの人は自分でWiFiを用意しています。
ここからは、海外旅行でよく利用されるWiFiや、海外旅行中のスマホの設定方法などを紹介していきます。
海外旅行にみんなが利用しているWiFiはどれ?

ホテルや空港の無料WiFiを除くと、多くの人は海外旅行で以下のどれかのWiFiを利用しています。
- スマホの海外オプション:18.6%が利用
- 海外用レンタルWiFi:47.7%が利用
- 現地のSIM:9.9%が利用
参考:MMD研究所
それぞれの特徴を簡単に見ていきましょう。
スマホの海外オプション

参考:au
ドコモ・au・ソフトバンクのスマホを使っている方は、海外オプションを利用すれば海外でもそのままインターネットを利用できます。
スマホの海外オプション | |
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メリット |
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デメリット |
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こんな人におすすめ |
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スマホの海外オプションは、利用条件を満たせば割安なものもある
ドコモ・auなら事前に申込をすれば、海外でも「1日あたり980円」「1日あたり490円」など割安な料金で利用できる場合もあります。
また、ソフトバンクなら「アメリカ・ハワイの対象地域で通話・通信が無料」となるプランがあります。適用できればお得です。
料金 | ||
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ドコモ | パケットパック海外オプション | 200円/1時間、980円/1日など |
海外パケ・ホーダイ | 1,980円~2,980円/1日 | |
au | 世界データ定額 | 490円/1日 |
海外ダブル定額 | 1,980円~2,980円/1日 | |
ソフトバンク | 海外パケットし放題 | 1,980円~2,980円/1日 |
アメリカ放題 | アメリカ・ハワイの対象地域で通話・通信が無料 |
※条件や注意事項などの詳細は公式サイトをご確認ください。
ただどの会社も、利用条件を満たさなければ1日当たり1,980円~2,980円と割高な料金になります。さらに対象外のエリアでは従量課金されるケースもあるなど注意点も。
スマホの海外オプションを使う方は、できればショップで詳細を確認してから利用するといいでしょう。
海外用のレンタルWiFi

出典:GLOBAL WiFi
海外旅行で一番多く利用されているのは、海外用のレンタルWiFiです。
「海外旅行者の47.7%が海外用レンタルWiFiを利用している」との調査結果もあります。
参考:MMD研究所
海外用のレンタルWiFi | |
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メリット |
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デメリット |
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こんな人におすすめ |
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海外用レンタルWiFiなら、複数人で一緒に使えるため経済的です。
ネット規制している国(中国など)では、レンタルWiFiの「VPN付き」オプションを利用するといいでしょう。
LINE・Gmailなど規制されることのあるサービスも、VPNのオプションをつけていれば普段通り自由に利用できます。
海外旅行のレンタルWiFiは「GLOBAL WiFi」がおすすめ

出典:GLOBAL WiFi
海外用のレンタルWiFiでは、通信の品質がよく料金の安いGLOBAL WiFiが一番人気です。
料金(4G高速プラン) | |
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アメリカ・カナダ・ハワイなど | 970円/1日~ |
韓国 | 570円/1日~ |
台湾・中国・マカオ | 970円/1日~ |
香港 | 670円/1日~ |
実際に支払う金額は、上記のレンタル料金+下記の送料となります。
受取の送料 | 返却の送料 | |
---|---|---|
空港 | 500円 | – |
宅配 | 500円 | 自己負担 |
コンビニ | 500円 | ※返却は空港カウンターや国内宅配で行う |
現地(ハワイ・韓国) | 500円 | – |
※基本的に受取と返却は同じ方法を利用します。
※返却は帰国日に行います。
参考:GLOBAL WiFi
支払う金額は「レンタル料金+送料」なので、たとえば韓国旅行で3日間WiFiレンタルを利用する場合、空港受取・返却なら2,210円、自宅受取・宅配便での返却なら2,710円となります。
GLOBAL WiFiのレンタルWiFiは、データ容量を使い切っても容量を追加すれば速度制限を解除できるため、いつでも快適に利用可能です。
複数の国や地域でレンタルWiFiを利用したい方は、申込時に周遊プランを選びましょう。
現地のSIM

海外の多くの空港では、現地のSIMを販売するカウンターがあります。
SIMフリーのスマホを利用している方は、現地のSIMを購入して差し替えればインターネットを利用可能です。
現地でSIMを買う | |
---|---|
メリット | 料金が安い |
デメリット | 現地の店員と多少の会話が必要 |
こんな人におすすめ | とにかく安くインターネットを利用したい人 |
料金は地域によりますが、日本と比べて安く設定されていることが多いです。
ただ、現地でSIMを購入するには現地の店員と多少の会話が発生するため、ある程度の語学力が必要になります。
データ容量の目安

1GBでできること | |
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Webサイト閲覧 | 2,000ページ |
メール(テキスト) | 20万通 |
メール(写真添付) | 334通 |
YouTube視聴(標準画質) | 2.3時間 |
Netflix視聴(HD) | 0.8時間 |
音楽(ストリーミング) | 11.5時間 |
LINE(音声通話) | 56時間 |
Zoom(音声通話) | 13時間 |
Zoom(ビデオ通話) | 1.6時間 |
地図アプリやweb検索、Instagramへの画像アップロードなどはデータ容量を気にせず使えます。
他方、動画試聴やビデオ通話はデータ容量を消費する傾向です。
通信量が多くなるときは、ホテルや空港などの無料WiFiも併用するとお得
動画試聴やビデオ通話を長時間利用するときは、ホテルや空港などの無料WiFiを使うとお得です。
映画や本など大きなデータのダウンロード時にも、無料WiFiを利用すると通信量を節約できます。
なおInstagramの閲覧は意外とデータ容量を消費するため、毎日何時間も見る方は設定でデータ使用量を軽減したり、無料WiFiを利用したりするといいでしょう。
補足:海外用の WiFiをレンタルする場合、スマホの設定はどうすればいい?

海外に不慣れだと、「海外旅行にスマホを持って行って高額請求されないか不安」という方もいるかもしれません。
海外用のWiFiをレンタルする場合、スマホの設定を変更しておく必要があります。
海外旅行にスマホを持って行く際の注意点などを念のために確認していきましょう。
通話しないなら「機内モード」でOK
スマホの設定から「機内モード」をオンにすると、携帯会社のモバイルデータ通信が利用できなくなるため、スマホのデータ料金は発生しなくなります。
スマホを機内モードにしておくと通話はできませんが、カメラや時計、スマホの設定でWiFiをオンにすればインターネットの利用も可能です。
ホテルや空港の無料WiFiはもちろん、ポケットWiFiレンタルのWiFiにも接続できます。
ただLINE電話などの通話料金は格安なものの、プリペイドの購入が必要な場合もあるため出発前に確認しておくと安心です。
通話をするなら「データローミング」をオフにする
海外でも通話をするなら、「データローミング」をオフにしておくのがおすすめです。携帯会社のモバイルデータ通信が利用できなくなり、スマホのデータ料金は発生しなくなります。
データローミングをオフにしても通話は可能です。スマホの設定でWiFiをオンにすればインターネットも利用できます。
- iPhone:設定→モバイル通信→通信のオプション→「4Gをオンにする」をオフ+「データローミング」をオフ
- Android:設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→ローミング設定→「データローミング」をオフ
海外での通話料金は渡航先や契約内容にもよりますが、発信で1分につき70円~260円程度、着信で1分につき150円程度となります。
その他、スマホの設定についてはGLOBAL WiFi公式サイトの「設定・接続方法」を確認しておくと安心です。
参考:TIME&SPACE by KDDI
参考:au
まとめ
ホテルや空港の無料WiFiを除くと、多くの人は海外旅行で以下のどれかのWiFiを利用しています。
- スマホの海外オプション:18.6%が利用
- 海外用レンタルWiFi:47.7%が利用
- 現地のSIM:9.9%が利用
とくに海外用のレンタルWiFiは、大容量でグループでの利用も可能なため人気があります。
海外旅行用のWiFiで迷ったら、まずは「海外用のレンタルWiFi」を選ぶのがおすすめです。
その上で、手続きに手間をかけたくない人は「スマホの海外オプション」、現地の店員と会話ができる方は「現地のSIM」を検討するのもいいでしょう。