WiMAXの速度制限はいつ解除される?対策方法も紹介!

WiMAXの速度制限-解除時期・対策方法を解説!のコピーのコピー

上の動画でも解説している通り、WiMAX5Gについては2022年現在は3日で15GBの速度制限はなくなりました。

※WiMAX2+はそのままですが、現在新規契約はできません。

こちらの動画では実際に制限にかからないかの検証を行っています。

 

WiMAXの通信速度が急に遅くなると、「速度制限にかかったのかな?」と心配になりますよね。

WiMAXの速度制限には、主に以下の3種類があります。

  • ギガ放題プランで、データ通信量が「3日間で10GB」を超えた
  • ハイスピードプラスエリアモードの利用が7GBを超えた
  • 7GBプランで、データ通信量が「月に7GB」を超えた

ここでは、状況別に「速度制限はいつ解除されるか」や「速度制限の対策方法」を解説していきます。

データ通信量は以下の方法で確認できます。

  • 契約しているWiMAXプロバイダのマイページ
  • ルーターの画面(目安のデータ通信量が表示される)
  • アプリ(アプリ対応のルーターを使っている場合)

【速度制限がかかる理由①】ギガ放題プランで、データ通信量が「3日間で10GB」を超えた


出典:GMOとくとくBB(公式サイト)

WiMAXの料金プランをギガ放題で契約している人は、月間のデータ利用制限はありません。

しかし、直近3日間で10GBを超える利用があると、速度制限がかかります。

速度制限は、翌日18時頃~翌々日2時頃までの約8時間。通信速度は最大1Mbpsに制限されます。

1Mbpsだと、YouTubeの標準画質であれば視聴可能です。そこまで重い速度制限ではありません。

ただし、オンラインゲームをする人や、Zoomなどのビデオ通話を行う場合は厳しいでしょう。

速度制限を受けても、18時頃~翌2時頃以外の時間帯であれば普段と同じ速度でデータ通信ができます。
そのため、日中にネットを利用する人であれば、速度制限を受けてもさほど影響がない場合もあります。

3日間で10GBの速度制限は、早ければ翌日2時以降に解除される。気になる人は光回線への乗り換えがオススメ


出典:UQ WiMAX(公式サイト)

3日間で10GBの速度制限は、上の図のように3日間で10GBを超えなくなった次の日には解除されます。

早ければ、速度制限にかかった翌日の2時以降には解除されることになりますね。

「3日間で10GBの速度制限をよく受けて使いにくい」という人は、速度制限のない光回線への乗り換えがオススメです。

光回線は工事の手間がかかるものの、WiMAXのような大幅な速度制限はありません。

まれにプロバイダ側が速度制限を行うことがあるものの、特殊な使い方をした場合のみです。

とよ
3日間で10GBの速度制限を受ける場合は、光回線へ乗り換えるのがオススメ!

【速度制限がかかる理由②】ハイスピードプラスエリアモードの利用が月7GBを超えた


出典:BIGLOBE WiMAX(公式サイト)

WiMAXでは、ルーターの設定で以下の2つのモードが使えます。

  • WiMAX2+のみが使える「ハイスピードモード(標準モード)」
  • WiMAX2+とau 4G LTEを切り替えて使える「ハイスピードプラスエリアモード」

そして、ルーターの設定をハイスピードプラスエリアモードにしていた場合、データ通信量が7GBを超えると速度制限が実施されます。

ハイスピードプラスエリアモードの速度制限を受けると、月末まで最大128kbpsの通信速度で固定されます。

128kbpsという速度はかなり遅く、LINEやテキストメールくらいしか使い物になりません。

しかも、この速度制限は、au 4G LTE回線だけでなくWiMAX2+回線にも適用されます。

月末までWiMAXのWiFiがすべて128kbpsになってしまうのは非常に厳しいですね。

ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX2+回線のつながりにくい地下や山間部でau 4G LTE回線を使える便利な機能です。
しかし、月7GBを超えると厳しい速度制限があるので、緊急時以外は利用しない方がいいでしょう。

ハイスピードプラスエリアモードの速度制限は、翌月1日に解除される。ルーターの設定を切り替えて待つのがオススメ

ハイスピードプラスエリアモードの速度制限をすぐに解除する方法はありません。

ルーターの設定をハイスピードモード(標準モード)に変更し、速度制限が解除される翌月の1日まで待ちましょう。

とよ
ハイスピードプラスエリアモードの速度制限を受けたら、ルーターの設定をハイスピードモード(標準モード)に変更し、翌月1日まで待つのがオススメ!

【速度制限がかかる理由③】7GBプランで、データ通信量が月7GBを超えた


出典:GMOとくとくBB(公式サイト)

WiMAXにはギガ放題プランのほかに、7GBプランがあります。

7GBプランの場合、ギガ放題とは違って月に7GBまでしか高速通信ができません。

そして月7GBを超えると、月末まで128kbpsの速度制限が実施されます。

ギガ放題の速度制限とは違い、こちらはかなり重い速度制限です。

LINEやテキストメール程度の利用しかできません。

7GBプランの速度制限は翌月1日に解除される

7GBプランの速度制限をすぐに解除する方法はありません。

翌月1日になれば速度制限はリセットされるので待ちましょう。

ただ、一度でも7GBプランの速度制限に引っかかった場合、今後も速度制限を受ける可能性が高いです。

7GBプランの速度制限を受けないためには、以下を検討してみてください。

  • ギガ放題プランへ変更する(UQ WiMAX以外のプロバイダを契約中の場合)
  • ほかのWiMAXプロバイダに乗り換えて、ギガ放題プランを選ぶ(UQ WiMAXを契約中の場合)

UQ WiMAX以外のプロバイダを契約している人は、7GBプランからギガ放題プランへ変更するのがオススメ

UQ WiMAX以外のプロバイダを契約している人は、7GBプランからギガ放題プランに変更しましょう。

次の月からは7GBプランの速度制限に引っかからずに済みます。

7GBプランからギガ放題プランへ変更すると、月額料金は700円程度高くなります。

しかし月間の利用制限がないぶん、使い勝手はよくなりますよ。

とよ
7GBの速度制限を受けたら、UQ WiMAX以外の人はギガ放題プランへ変更するのがオススメ!

UQ WiMAXを契約している人は、ほかのプロバイダへ乗り換えてギガ放題プランを選ぶのがオススメ

UQ WiMAXを契約している人で7GBの制限を受けている場合、現行の料金プランではなく、旧プランのツープラス(7GBプラン):月額3,696円を利用中だと思います。

この旧プランは2019年9月30日で新規申し込みを停止していますが、以前からの利用者はそのまま使えるようになっています。

そのため、現在も旧プランを利用中だという人もいるでしょう。

注意点としては、UQ WiMAXのツープラス(7GBプラン)を利用している人は、現行のギガ放題プランへの変更はできません。

旧プランのツープラス(7GBプラン)からは、同じく旧プランのツープラスギガ放題プランへの変更のみ可能です。

▼UQ WiMAXの(旧プラン)ツープラスギガ放題プランと(現行)ギガ放題プランの違い

 (旧プラン)ツープラスギガ放題プラン(現行)ギガ放題プラン
月額料金4,380円4,268円
契約年数2年/3年2年
解約金10,450円~20,900円1,000円
端末代(以前は0円のものも)15,000円

ツープラスギガ放題プラン(旧プラン)は、ギガ放題プランより(現行)も月額料金が500円高く設定されています。

また、ツープラス(7GBプラン)からツープラスギガ放題プランへの変更時には、高額な解約金が発生する場合もあります。

※たとえばツープラス(7GBプラン)が2年契約で、ツープラスギガ放題プランが3年契約の場合、解約金は発生しません。ツープラス(7GBプラン)が3年契約で、ツープラスギガ放題プランが2年契約の場合は解約金が発生します。

参考:UQ WiMAX(公式サイト)
参考:UQ WiMAX(公式サイト)
参考:UQ WiMAX(公式サイト)

こうしたことを考えると、UQ WiMAXのツープラス(7GBプラン)を利用している人は、ほかのWiMAXプロバイダへ乗り換えた方がお得です。

たとえばBroadWiMAXに乗り換えた場合、UQ WiMAXの解約で発生する解約金を負担してくれるうえ、最新ルーターも無料で手に入ります。

乗り換え先でギガ放題プランを契約すれば、安い料金で月間の利用制限なしの快適なデータ通信を利用できますよ。

とよ
7GBの速度制限を受けたら、UQ WiMAXの人はBroadWiMAXなどの他プロバイダへ乗り換えてギガ放題プランを契約するのがオススメ!

参考:上記に当てはまらなくても、ネットワークが混雑する夜などは速度低下が起こることも

なお、同じ回線を利用している人が多い時間帯、とくに夜などは、WiMAXの速度低下が起こりやすくなります。

こうした混雑時の速度低下は、光回線(とくにマンションタイプ)やクラウドSIMなどほかの通信でも起こります。

混雑時の速度低下を完全に避ける方法は残念ながらありません。

OSやアプリの更新、動画のダウンロードなどは、ネットワークが混雑する夜などの時間帯を避けて行うようにするといいでしょう。

まとめ

WiMAXにおける速度制限の種類と、その対策方法は以下の通りです。

ギガ放題で、「3日間で10GB」を超えた気になる人は光回線への乗り換えがオススメ
ハイスピードプラスエリアモードの利用が7GBを超えたルーターの設定をハイスピードモード(標準モード)に切り替えて、翌月1日まで待つ
7GBプランで、「月に7GB」を超えた
  • UQ WiMAX以外のプロバイダなら、ギガ放題プランへ変更するのがオススメ
  • UQ WiMAXを契約中の人は、BroadWiMAXなどほかのプロバイダへ乗り換えて、ギガ放題を選ぶのがオススメ

WiMAXで起こる速度制限は、どれもすぐに解除する方法はありません。

速度制限を受けてしまったら、今後は速度制限を受けないよう、対策をとっていくのがオススメです。

WiFiランド編集部
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