家電量販店で「展示品のパソコン」を購入するときの注意点|18年の経験を元にして解説しています。

パソコン購入を検討して、店舗に出向くとたまに見かける展示品のパソコン。

「安いのは良いけど購入しても大丈夫なの?」

とよ

こんにちは、家電量販店歴18年以上のとよです。
僕は基本的にパソコンの販売や周辺機器、ネット回線(モバイル・ひかり)、スマートフォンなどを専門にしてきました。

実は昨日展示品のパソコンを購入してきました

今回の内容は、

  1. なぜ、そもそもパソコンの展示品が売られているの?
  2. 展示品のパソコンを購入する上での注意点
  3. 家電量販歴18年のトヨが教える展示品のパソコンを購入するときのポイント
  4. 展示品のチェック項目はコレ

長くならないようにまとめています。

この記事を書いている人

トヨ( 堀行 秀吉 ) 執筆・監修者

トヨ本人がパソコンやスマホ、光回線、ホームルーター、ポケット型Wi-Fiを利用したうえでの結論をまとめてみました。

家電量販歴18年以上、学生から高齢者まで8万人を超える方々とお話をしてきた経験をもとに発信しています。Wi-FiランドYouTube(トヨサポ)を運営中。

専門分野はパソコン選び、周辺機器(WiFiルーター、他)、ネット回線(光回線・ホームルーター・ポケット型Wi-Fi)全般、スマホや格安SIMなど。

パンフレットに書かれている情報ではなく、実際に多くのパソコンやネット回線を利用し事実に基づく発信を心がけております。

大手公式サイトの監修なども行っております。詳しくは運営者情報より

 

動画と連動しているので、

一緒に記事をご覧いただくと音声とテキストで理解がしやすくなります

今回、購入した展示品パソコンはコレ

マウスコンピューターのゲーミングブランドであるG-TUNE 型番がBC-GNIDYM16R26-202X。

今まで仕事柄、数えきれないくらい多くのパソコンを触り、購入もしてきましたが、

今回はその中での初めてのゲーミングパソコンを購入することになりました。

もともと、20年ほど前くらいゲーム中毒経験者で、

そこから克服してゲーム関連とは距離を置いていましたが、その僕がとうとう(笑)

PCスペック

  • 発売 2020年9月
  • 定価 219,800円
  • 型番 BC-GNIDYM16R26-202X
  • OS Windows10 Home
  • CPU Intel corei7 10875H (スコア16000以上)
  • メモリ 16GB
  • ストレージ 512GB MVMe
  • グラフィック GeForce RTX 2060(スコア11355)
  • ディスプレイ 15.6インチ リフレッシュレート144Hz
  • Wi-Fi Wi-Fi6対応

※スコアとはPCの性能を調べるPassmarkでの数値(2021年6月データ)のことです。

このパソコンが展示品になるといくらになったのでしょうか?

レシート画像入れておきましたが、

購入額は93,800円!安い!!

ということで、

ついつい、購入しちゃいました(笑)

相場観がわかっていらっしゃる方であれば、この価格が安いと感じてもらえるはずです。

 

-購入理由-

このWi-FiランドやYouTubeチャンネルでもパソコンなどの情報も発信することもしていますので、

使っていないでは話になりませんからね。

なぜ、そもそもパソコンの展示品が売られているの?

今回、僕が購入したパソコンもそうですが、

古くなってくるとメーカーでも生産をしなくなります。

 

そうすると店舗としては在庫をさばき次第、展示として利用していたものを置いていても意味がありません。

なので、展示してある程度傷んだ状態として販売しています。

アウトレット商品といったほうがわかりやすいですかね。

みんな、アウトレットは好きですよね(笑)

「安くなるならいいよね!」って思いませんか?

とよ
知り合いのパソコンメーカー業務にあたる人から聞きましたが、

展示していた高性能のパソコンやモニターを内部で安く販売しているそうです。その価格を聞いてとっても羨ましくなりました(笑)

展示品のパソコンを購入する上での注意点

それでは本題ですが、

展示品を購入する上での注意点はなんでしょうか?

それは、傷み具合。

量販店はWEB上だけではなく、実際に触って判断したいという多くの方に向けてパソコンに限らずいろんな製品を展示しています。

そのためお客様は製品を見て聞いて触って、判断をすることができます。

ウェブ上では得られない情報を得られるのが店舗です。

 

つまりは多くの方がそのパソコンや製品を触るためのものですし、

電源も通電している状態である一定期間が置かれているわけなので、

一定のダメージを受けているということです。

家電量販歴18年のトヨが教える展示品のパソコンを購入するときのポイント

いまほど展示品のパソコンが一定のダメージを受けているという話はした通りです。

その上で展示品を購入する上でのポイントはそのダメージ値段折り合いが付くかどうかだと思います。

展示品のダメージチェック項目はコレ

どんなダメージを追っているのだろう?

  1. 【期間を知る】どれぐらい展示されていたのか?
  2. 【触られた頻度を知る】触れられる機会はどうだったのか?
  3. 【ダメージレベルを判断】キーやディスプレイ、そのほか損傷はないのか?

 

これに沿って詳しくみていきましょう。

1.【期間を知る】どれぐらい展示されていたのか?

発売時期や展示した期間は店舗ごとで分かるようにしています。

展示するということは日々電源を入れっぱなしになるわけで、バッテリーの損傷は避けられません

実際に多くの方が利用しているスマホや携帯、この辺りを利用しているのでバッテリーの劣化についてはお分かりになると思います。

ご存じのとおり幅広く利用されているリチウムバッテリーは寿命があるので、展示期間が長ければ長いほど傷んでくるんですよね。

とよ
先日展示品の購入された60代男性の方とおはなしをする機会がありました。2年前にDellでノートパソコンを破格で購入したとのこと。

で、最近バッテリーが劣化してきたのでメーカーに連絡したところ、バッテリー費用としては1万をきる価格で、取り付けるためのカラーマニュアル、そして電話でも丁寧に教えてくれて満足しています!と満面の笑みで教えてくれました

 

2.【触られた頻度を知る】触れられる機会はどうだったのか?

展示期間が長ければ、それだけ多くの人の触れる機会も大きくなるというわけです。

様々な人がお試しで打鍵感を感じるためにkeyboardをたたきます。

そして、開閉をしたり、タッチパネルディスプレイは特に操作性を試すために画面を触ります。

タッチパネル非搭載モデルであっても質感を知るために触りますし、

手に取ってその重量感を感じたり、外部インターフェース(接続口)を確認したり、

展示されているパソコンをお客様は実際触って判断する材料として利用されています。

 

みんな家電量販店は行くのも好きな人も多いですよね。

なので、購入する方だけではなく新作のパソコンや製品を触れる方も多くいます。

とよ
この記事をご覧になっているあなたも経験はあるのではないでしょうか?^^

ただ安心してください。

限度はありますが、パソコンもそれなりの耐久性も備えています。

パソコンの寿命についてはメーカー側が考えている期間は4~5年と考えていたりしますし、

その使用頻度によっても大きく変わってきます。

 

お仕事で利用する方では日々利用しているでしょうし、プライベート利用の方については夜や休日にカンタンに触る程度の人もいます。

パソコン本体自体のダメージはそれに応じて変わってきますよね。

とよ
OSサポート期間の兼ね合いや故障や過失による損傷もありますが、長い方は8年~10年という人もたまにいます。そのほか2~3年の人もいますし、自身の場合はMacbookで、もう8年くらい利用していますがいまだ健在です。ASUSのリモート用で24時間つけっぱなしのデスクトップはもう7年くらいですかね。なんの問題もありません。
メーカーのキーの打鍵・開閉・コネクタ抜き差しの回数テスト
パソコンメーカーもパソコンを長期的に安心して利用してもらえるように耐久テストをしています。

シリーズにもよりますが長く快適に使えるようにしています。

  • キーボード耐久試験
  • キーボードトランポリン試験
  • ヒンジ開閉試験
  • コネクタいじり試験

などなど

Dynabookの品質試験

出典・参考:Dynabook品質試験公式ページより

 

 

購入してすぐに壊れてしまう製品なんか販売できませんからね。

トヨ自身もNEC、Dynabookやパナソニック、ほぼすべてのパソコンメーカーの耐久テストの映像や写真は多く見てきました。

また、パソコン周辺機器で人気のロジクールなどのキーボードを見ると、5000万回が保証された優れた耐久性を強みにしている製品も存在しています。

たしかに、展示されていたとは言え、それくらいに耐えられない耐久性ではないでしょう。

ただ例外もあります。

パソコンのシリーズによって耐久性は異なる

すべてのパソコンに耐久性が備わっているかというとそうではありません。

例えば、格安で売っているパソコンはその素材や作りもコストをかけれない観点から、もろくはなっています。

前にドンキーホーテの19,800円のパソコンってのをみたことがあります。

手に取って持ってみるとその重みで本体が歪んだり、それだけものによっても耐久性は変わってくるということです。

もう少しわかりやすく言うと、軽量頑丈を売りにした素材であるカーボンやマグネシウム合金、アルミニウムを採用しているパソコンと樹脂プラスチックで作ったパソコンでは物理的に耐久性が異なるのは説明するまでもありません。

かけられる時間もその価格によって変わってきます。

また、シリーズやメーカーによっても最終的に製品になった段階で第三者機関でも確認してもらっていたり、アメリカ国防総省制定の「MIL規格」に準拠したテストを実施していたりします。

基本的には日常生活で使う上で安心して利用できる強度を備えてるんですよね。

とよ
ここで考えられるポイントとしては、その展示しているシリーズがどんなことを売りにしているパソコンなのかを見ると判断が付きやすくなるはずですね

人気の高いパソコンかどうか?

話題性が高く、広告などの露出が高い人気のあるパソコンはそれだけ多くの人の関心を集めます

つまり、実際にパソコンを見てみたい触ってみたい!という人が多くいるということです。

その逆で、人気の低いパソコンはそれだけ市場からの露出が低いわけなので、

触られる頻度と下がる、つまりダメージは少ないとも言えますよね。

とよ
そんなこと言われても、人気や不人気がわからないよ!って言われそうですね(笑)

見極めるには店舗内の配置を見るとよいかもしれません。

人の流れに沿った目立つところにある製品は人気のあるパソコンだったり、

パソコンメーカーが売り出したい製品を店舗に掛け合ってフロア内でもよく見られるところに置かれていたりします。

そういった製品をメーカーには広告費も当てていたりもします。

 

つまり、露出が増え、見に来る人も増えるってことです。

 

販売員に聞くって方法はあるんですが、なにぶんそのスタッフの経験値によるところが大きいので注意も必要です。

知識や親身に対応するスタッフも多くおりますが、めぐり合わせも重要なポイントとなります。

パソコンの配置場所

これは今ほど話した内容とかぶりますが、

配置により露出が増えるのでその分パソコンに触れられる回数は増えるということです。

店舗の地域性

地域性とは何を指しているかというと、

例えばゲーミングパソコンのコーナーがあったとしましょう。

その地域が日本の有名でんき繁華街で有名な秋葉原とした場合、ゲームユーザーが多く集まっているという地域となります。

一方でおばあちゃんの原宿と呼ばれる、関東の山手線にある巣鴨にかりに家電量販店があったとしたら、

ゲーミングパソコンは展示されていたとしても触られる頻度は劇的に下がるはずです。

とよ
90歳ゲーマーとかがいっぱいいたら別ですが(笑)ちなみにこの動画460万再生されていて人気YouTubeチャンネルなので知っている方もおおいのでは

展示品パソコンのデメリット

ここまで見れば、大体理解できたかと思いますかね。

デメリット:展示パソコンの展示期間によるダメージ

それによって、その後利用していくうえで故障のリスクは上がるということですね。

とは言ってもどの分野でも中古市場は一般的なので、

抵抗のない方も多いのではないでしょうかね。

パソコンの保証はどうなっているのか?

展示品でもメーカー保証は1年ついてきます。

あとは各店舗の保証なども異なると思うので最終確認は担当している販売員に聞くようにしてくださいませ。

重要:バッテリーは補償対象外

これらを踏まえて判断してくださいませ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

カンタンに話していくはずが結構長文となってしまいました。

読み疲れましたね、ごめんなさい。

 

最終でまとめると、

  • 展示品は安い!
  • 一定のダメージを受けている
  • バッテリーは確実に劣化している
  • 人気不人気、シリーズや展示期間などを見て判断する
  • 展示品購入は自己責任

 

これらを踏まえて、

買いだと思ったら購入してもいいんじゃないでしょうか。

今回トヨが購入したパソコンの損傷レベルは?

購入したパソコンは15インチのゲーミングパソコン。

購入店店舗の地域柄あまりゲーミングパソコンを触らないということやダメージレベルは限りなく低かったですかね。

ただ、展示期間というのは1年ほどだったので、この点はマイナスかなと。

とは言え、総合的に判断して買いだと判断しました。

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各家電量販店によって展示品の取り扱いや考え方は異なります。

家電量販店歴18年とは言え、行ったことない電気屋も多くありますし、

販売員やお店でも取り扱いや考えは異なります。あくまでトヨ自身の個人的な考えという事を添えさせていただきます。

最終確認や判断はご自身で行うようにお願いいたします。

 

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

WiFiランド・トヨサポ編集部
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