ども、とよです。
今回、WiMAX5G端末である「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」と「Speed Wi-Fi NEXT 5G X11」を
発売当日から利用し、生活の中で「じっくり」と比較してきました。
この記事はWiMAX5Gの端末選びで悩んでいる方に向けた内容となっています。
先日あげた動画ではこの2つの使用感などに触れ、Galaxy押しを表明してきました。
ただ、X11発売直後ということもあり、検証不足による後味の悪さがあったのも事実です。
- 半年近くGalaxyを使っていて、そちらに慣れていたこともあり偏った評価を下してしまったのではないか?
- NECのSpeed Wi-Fi NEXT 5G X11の良さに気づけていないんじゃないか?
ということで、今一度
実際の生活の中で利用し、良いところ、悪いところをフラットに比較することを心がけました。
この記事を最後まで見ていただくと
- 各端末の良いところ、悪いところ
- トヨが生活のなかで利用して困ったこと
- WiMAX5G端末を選ぶ上でのポイント
がわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
おはようございます☀
今日も2つのWiMAXを持って、お出かけ笑理由としては、
両方の端末を実際の生活で使った上での比較を行うこと。使い比べて始めてわかることがあります。
モバイルルーターを始めて使ったのが、
2005年?EMのポケットWiFi3.6M。
実測値2Mbpsこえて、喜んでた笑 pic.twitter.com/twv2331hlp— トヨ@家電歴18年(PC関連・スマホ・ネット回線)ただの「家電好き」が勝手に発信してます (@wifi_land) November 7, 2021
WiMAX5G対応モバイルWi-Fiのおさらい
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | Speed Wi-Fi NEXT 5G X11 | |
| ||
最大通信速度(下) | × 2.2Gbps | 〇 2.7Gbps |
Wi-Fi6 | × | 〇 |
周波数変更 | × 2つ | 〇 7つ |
バッテリー(連続通信) | 〇 16.6時間 | × 8時間 |
重量 | × 203g | 〇 174g |
クレードル対応 | × | 〇 |
タッチパネル | 〇 | × |
アプリ | × | 〇 |
スペックを比べてみるとX11のほうが勝っているポイントが多いのがわかります。
これだけ見ると、最新のWiMAX5G端末である「Speed Wi-Fi NEXT 5G X11」で決まりじゃない?と思っちゃいますよね。
そういったことも含めて、ご参考にしていただければと思います。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの良いところ・悪いところ
〇良い
- 操作性に優れている(快適性が高い)
- 画面が見やすい上に機能説明も含まれている(初めての人でもわかりやすい)
- 性能が高くレスポンスも早い(スマホ型ルーター)
- バッテリーが16.6時間で持ちが良い(バッテリーチャージャー機能もある)
今回のGalaxy 5G Mobile Wi-Fiは操作性が向上したので各機能を使うことが容易になり、触りたくなる端末となっています。
パソコンなどでも経験あると思いますが、動きが遅いものを使っているとそれだけで利用する気も失せちゃいますよね。
×悪い
- 最大通信速度は劣る(最大450Mbps確認)
- Wi-Fi6非対応(対応していたら最強だった)
- Wi-Fi周波数5GHz屋外用なし(5GHz帯は屋内専用)
- クレードルやアプリ非対応(有線LANを利用できない)
5G(sub6)エリアでの速度計測テスト結果
Wi-Fi6非対応なので2.4GHz時での速度も劣る。そのほか周波数5GHzを屋外で利用ができなかったり、クレードル非対応など通信の速度や機能性の多さではX11びは到底かないません
実際に利用して困ったこと、気になったこと
- 画面が大きいので落下による画面破損の不安はある
- Wi-Fi6に対応していないのは残念
- ここまで来たら、WiMAX5Gスマホルーターとかにしてほしい
悪いところはあまり出てきませんが、
とにかく残念なのはWi-Fi6に対応させなかったことです。
やはり外出先でWi-Fi6があることによって2.4GHzで利用ができたら速度としては満足感は上がりますよね。
Speed Wi-Fi NEXT 5G X11の良いところ・悪いところ
〇良い
- 最大通信速度が速い(最大600Mbps確認)
- Wi-Fi6に対応している(2.4GHzは1.5倍ほどの速度)
- Wi-Fi周波数設定7つ(状況に合わせて設定が可能)
- クレードル対応(LAN接続やアクセスポイント利用もできる)
- アプリ連携(リモート操作ができる)
- 2.4GHz
- 5GHz(屋内)
- 5GHz(屋外 144ch含む)
- 5GHz(屋外 144ch含まない)
- 2.4GHz/5GHz(屋内)
- 2.4GHz/5GHz(屋外 144ch含む)
- 2.4GHz/5GHz(屋外 144ch含まない)
これを見て「なんじゃこりゃ?」となった人も多いのではないでしょうか(笑)
この辺が理解できないとⅩ11の良さも伝わらないのでちょっと難しいですがさっとお話しますね。
まず、
2.4GHzと5GHzの違いとは?
双方には電波の性質があります。
周波数は低いほうが遠くに飛び、繋がりやすいですが伝送量は下がります。
一方周波数が高いと遠くに飛びませんが、伝送量は増えていきます。
この辺の考え方を詳しく話すと長くなるので割愛させていただきますが、
とりあえずは2.4GHzは電波が繋がりやすいけど速度は遅い、5GHzは速度は速いけど繋がりにくいと言う風に覚えておいてもらえればと思います!
この辺の仕組みを理解すると5G通信がどうなのかなどもしっかり理解できるようになりますよ。
屋外と屋内の5GHzの違いって?
NECは家庭用Wi-Fiホームルーターなども販売している事業者であり取り扱いの許可をもらっているようです。
この辺は詳しくは把握していませんのでご了承くださいませ。
周波数5GHz帯といっても小数点みたいな違いはあるんで、ちょっとずらしを入れて利用しているようです。
Galaxyの場合はこの屋外用の5GHzが存在しません。
屋内5GHzは正確には5.2や5.3、5.6などがあります。
5.2GHzは移動衛星と同じ電波でここを屋外5GHzとして利用しているようです。
公共の気象レーダーはさすがに邪魔しちゃいけないということで屋内用5GHzを外で利用するのは電波法で禁止されているというわけですね。
屋外用の5GHzは移動衛星と同じようなので、その辺にいないかをチェックしてから使えるようにしています。(DFSチェック時間は1分ほど)
総務省データ:https://www.soumu.go.jp/main_content/000417003.pdf
この分野の人から見ると細かく見ると間違った認識も入っているかもしれませんが、まーそんな感じと認識すればよいと思います。
144chとは?
そして気になるのが144ch。これは道幅が増えたと考えてください。道路に例えると車線を一つ増やしたみたいなイメージです。
チャネルといい、伝送路。漢字を読めばなんとなく理解できるはずです。
これがあることで、トラフィック(交通量・通行量)を分散させるということです。
2.4GHz/5GHの二つある意味は?
で、2.4GHz/5GHの両方があることで、2.4GHz/5GHzでの同時接続ができたり、効率よく切り替えたりをしてくれたりになります。
じゃあどれを選べばいいの?
- 設定が煩わしく移動中の利用は2.4GHz
- 一定時間屋内にいるときは屋内用の5GHz
- 屋外で移動がすくないイベントなどは屋外用5GHz。
2つの周波数同時利用は端末が通信の切り替えを頑張ってしまい、バッテリーがどんどん消費されていきます。
安定した通信を高めるには?
この辺は人の動きによるってはなしですね。道路で考えてみると理解はしやすいですかね。
ある車線がすいているからいいな!と思ってそっちに行くと、ほかの人も同じことを考えているので結果として渋滞を引き起こす。
また違う車線に変われば、また同じように考える人もいる。そのように人の動きは一定ではないということですね。
で、今回の周波数変更に置き換えて考えると、道路のように目で見ることができませんで、
その速度や安定性などを感じ取る一定の経験値が必要になってきます。
つまりは、玄人でしか使いこなせないということです(笑)
Wi-Fiを利用する人の大半にとってこの辺のことは実際どうでもいいところですからね。
「使えるか、使えないか!」
「満足できるか、できないか!」
ここが重要になってきます。
■10月15日に発売したWiMAX5G端末(Speed Wi-Fi 5G X11 NAR01)のWi-Fi周波数変更の種類
動画をご覧ください。
細かい設定を使い分けることができます。#WiMAX pic.twitter.com/uqum2AWEYK— トヨ@家電歴18年(PC関連・スマホ・ネット回線)ただの「家電好き」が勝手に発信してます (@wifi_land) October 19, 2021
Speed Wi-Fi NEXT X11のアプリ操作。
・使用データ量の確認
・バッテリーの残量
・電波状況
・端末の休止からのアプリリモート起動
・通信モードの切り替え
・周波数変更
・省電力モード
・ルーターの再起動など。
ちなみに5Gエリアで最大速度600Mbps確認した端末です。#WiMAX#WiMAX5G pic.twitter.com/2OVGcM6VCV
— トヨ@家電歴18年(PC関連・スマホ・ネット回線)ただの「家電好き」が勝手に発信してます (@wifi_land) November 15, 2021
×悪い
- 端末操作性の悪さ(UIが扱いづらい)
- 端末性能が低い(レスポンスが遅い。休止からの立ち上がりや切り替えなど時間がストレスになる)
- 周波数設定7つで複雑(多機能ゆえの難しさ)
- アプリ連携(うまく連携できないときに結局本体をいじる)
- バッテリーが短い(初期設定ではバッテリーの短さが目立つ)
ウェイティング設定方法
webからしか設定できないので、パソコンなどでWiMAXルーターを繋げたらhttp://192.168.179.1/ 設定画面になったら、上部にパスワード入力を求められる。
これは、端末上で情報→端末→端末情報→管理者パスワードの初期値(〇〇〇〇〇)これを入力。
ログインを押す前に端末画面を消灯すること。
eco設定をクリック。
そしたら、
自動省電力設定の中の真ん中をクリック。
ウェイティングモードというのがあるので選択。
※ウェイティングモードはバッテリー消費を下げてすぐに使える状態になります。
なので休止のように毎回NECのロゴが立ち上がるわずらわしさから解放されます。
ただ、それに伴ってバッテリー消費は高くなるので判断が必要です。
実際に利用して困ったこと、気になったこと
- スリープからの立ち上がりが遅い
- 通信モードの切り替わりが遅い
- 周波数設定6つは多すぎる。かえって不便
- バッテリーはやはり短く感じる
- 周波数変更をしているときに通信が切れる
- 周波数変更時のDFSチェックは億劫
- 設定項目に一定の知識と手間がかかる
- アプリ利用は使い勝手は良いが、うまく接続できないことが多い
- 端末のUIに無駄が多い
酷評したいわけではありませんが、
実際の利用をしていくと表面上の打ち出しと使用感のギャップが起きてくる。
しかるべき設定を行い、しかるべき理解をし、しかるべき使い方ができればよいのでしょう。
モバイルWi-Fi端末にはそんなに時間をかけるものでもないですし、
大半のユーザーは面倒なく利用したいだけなので、
一定の知識が必要で、難しい端末では使用時に困ってしまうことがたくさんあるのだと思います。
このあたりの話は最近Windows11になった理由もそうですし、広い方々が簡単に利用できるものにしていかないと、
ついてけず損した利用を強いられる方も増えるので、一ユーザーとして思うことは少しでもそういった人が減ればいいんだろうなと思うところですよね。
とはいえ、
理解のできる人も多くいますし、多機能で回線速度が速いということを求めている人に向けてるのだとは認識しているので、
その場合は玄人さんからするとGalaxyは物足りなくなったりもします。
結局人によって趣向や重要視するところは異なるということですよね。
話がひろがりましたね^^;
WiMAX5Gの4Gエリア速度計測テスト結果(神奈川・日中でよく利用される時間帯12時すぎ)
僕は回線の速度を調べだしたのが今から20年前くらい前から。
当時、ヤフーADSL26M 月4600円で実測1Mbpsほど。そのあとに切り替えたイーモバイル3.6Mbpsの速度が2.1Mbpsが出たので絶叫していました(笑)
当時のフレッツ光が20Mbps~40Mbpsくらいでしたね。
通信速度テストについては、
トヨが利用する地域においての話でもあるので、
すべてがそうなるというお話ではないということからご理解をお願いします。
テスト環境:
- 速度テストサイト fast.com。 (計測ツールでも異なります)
- 下りのみ (上りやレイテンシは未調査)
- 2021年11月16日12:20~ (時間帯によって異なります)
- 電源接続時 (電源供給のほうが速くなります)
- ハイパフォーマンスモード (ほかにノーマル、エコがあります)
- スタンダードモード (プラスエリアは未調査。)
- chromeブラウザ (ブラウザによっても異なります)
- デバイス(iPhoneSE2とWindowsPCなど性能によっても異なります)
- 間隔30秒 (通信には波がありますので、これくらいの間隔でテスト)
- 接続台数1台 (台数によっても速度は異なります)
- Wi-Fi5とWi-Fi6(GalaxyはWi-Fi5、X11はWi-Fi6)
※利用環境により速度は異なります。
iPhoneSE2に接続した結果 | ||||
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | Speed Wi-Fi NEXT 5G X11 | |||
周波数設定 | 2.4GHz | 5GHz(屋内) | 2.4GHz | 5GHz(屋内) |
1回目 | 82Mbps | 120Mbps | 80Mbps | 170Mbps |
2回目 | 84Mbps | 89Mbps | 100Mbps | 150Mbps |
3回目 | 80Mbps | 87Mbps | 77Mbps | 170Mbps |
4回目 | 84Mbps | 75Mbps | 85Mbps | 160Mbps |
5回目 | 73Mbps | 75Mbps | 98Mbps | 96Mbps |
6回目 | 73Mbps | 79Mbps | 86Mbps | 160Mbps |
7回目 | 66Mbps | 130Mbps | 85Mbps | 160Mbps |
8回目 | 87Mbps | 130Mbps | 100Mbps | 170Mbps |
9回目 | 73Mbps | 120Mbps | 80Mbps | 180Mbps |
10回目 | 91Mbps | 160Mbps | 92Mbps | 160Mbps |
Windowsパソコン(BC-GNIDYM16R26-202X)に接続した結果 | ||||
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | Speed Wi-Fi NEXT 5G X11 | |||
周波数設定 | 2.4GHz | 5GHz(屋内) | 2.4GHz | 5GHz(屋内) |
1回目 | 110Mbps | 120Mbps | 150Mbps | 190Mbps |
2回目 | 120Mbps | 140Mbps | 160Mbps | 170Mbps |
3回目 | 100Mbps | 170Mbps | 120Mbps | 150Mbps |
4回目 | 99Mbps | 170Mbps | 150Mbps | 160Mbps |
5回目 | 130Mbps | 180Mbps | 150Mbps | 200Mbps |
6回目 | 100Mbps | 140Mbps | 190Mbps | 140Mbps |
7回目 | 140Mbps | 170Mbps | 180Mbps | 140Mbps |
8回目 | 100Mbps | 180Mbps | 140Mbps | 140Mbps |
9回目 | 130Mbps | 160Mbps | 150Mbps | 190Mbps |
10回目 | 110Mbps | 190Mbps | 120Mbps | 180Mbps |
開くだけでオッケーなので、そこに数字が出ます。
それと比較してみてくださいませ。
そうすると、今ご自身が利用しているスマホがどれくらいなのか、自宅の回線がどれくらい出ているのか?
各サービスと実際に比較することができます。
ただ、上部でお伝えしているように、
テスト環境によって※変化するものと認識しておかないと※誤った認識や判断になってしまうので注意が必要です。
また、※外出先ではこのような速度がでないことも多いです。
接続デバイスや地域や時間帯や曜日、混み合いなどでも異なりますので、あくまで参考値になりますよ!
最終まとめ「トヨの最終結論」
いかがだったでしょうか?
トヨの最終結論としては、
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは、
スマホと同じ操作性でサクサク利用ができる、初心者のかたでも簡単なWiMAXモバイル端末。
Speed Wi-Fi NEXT 5G X11は、
玄人向け、速度も速く多機能なWiMAXモバイル端末。
通信速度を重視される方、また日本メーカーが
つまり、Speed Wi-Fi NEXT 5G X11は玄人向けの多機能端末です。
もし、ご覧になっているあなたがはじめてWiMAX5Gを購入する方、この分野が苦手という方であるなら、
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiが断然おすすめですかね。
あとは大切なのはキャンペーンなどを考えなくてはなりません。
料金や契約期間も随時かわってきます。今はGalaxyでいいでしょうが時期によってはⅩ11のほうがよかったりもするはずです。
このあたりも考慮して考えてみてくださいね。
詳しくない方は店舗で対応してもらったほうがよいでしょうし、ある程度慣れているかたであればネット経由でも進めてもいいでしょうね。
おすすめWiMAXプロバイダ
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BroadWiMAX【WiMAX2+からの乗り換えにおすすめ】
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BIGLOBEWiMAX【1年契約可能】
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最初に自己紹介をさせてください。
家電歴18年。学生から高齢者まで幅広い年齢層に対し、8万件を超える接客をしてきた経験をもとに、わかりやすく親しみやすい解説を心がけています。
WiMAXに関しては、初めてWiMAX技術ができたというニュース記事を見た時のあの衝撃は今でも忘れません。
光の速度を外出先で利用できる時代が来る。 疑念を抱きながらも心躍らせました。
そんな思い入れのあるサービスを取り上げ、今現在このように紹介できているのはとても感慨深いものがありますね。 ちなみに今回の記事は動画でもご覧いただくことができます。↓