「ドコモ光を契約しているけど、速度が遅い」という場合、考えられる原因は以下の3点です。
- 回線・プロバイダに問題がある
- 接続機器(ルーターなど)に問題がある
- 通信機器(パソコン・スマホなど)に問題がある
ドコモ光はNTTのフレッツ光と同じ回線を使う「光コラボ」のため混雑しやすく、状況によっては速度が低下することもあります。
ただIPv6接続を利用すれば、速度が改善する可能性も高いです。
ここからは、主に「ドコモ光の速度が遅いときの原因と対処法」について解説していきます。
そもそもドコモ光の通信速度は遅いのか

ドコモ光の最大速度は上り・下り1Gbps(1,000Mbps)と高速ですが、ベストエフォート型(理論上の速度)のため、実際利用したときに必ずこの速度がでるわけではありません。
現在の速度は以下で確認できるので、通信速度が遅いと思ったらまずSPEED TESTで現在の速度を計測してみましょう。
サイト閲覧・動画視聴なら下り10Mbps~30Mbps、オンラインゲームなら100Mbps以上でていれば問題ありません。
速度を測ってみた結果、満足な速度がでていない場合や「なんとなく遅い気がする」という方は、ドコモ光が遅い原因とその対処法について確認していきましょう。
ドコモ光が遅いときの原因と対処法

ドコモ光が遅いとき、速度低下の原因は大きく分けて以下の3点です。
- 回線・プロバイダに問題がある
- 接続機器(ルーターなど)に問題がある
- 通信機器(パソコン・スマホなど)に問題がある
回線・プロバイダの問題1.|そもそも光コラボのため混雑しやすい
出典:NTT西日本
ドコモ光はNTTのフレッツ光と同じ回線を利用する、いわゆる「光コラボ」です。
フレッツ光と光コラボを合わせると、光回線におけるNTTのシェアは65.5%と全体の3分の2を占めます。このように利用者が多いため、フレッツ光と光コラボは回線が混み合う傾向にあります。
ドコモ光も光コラボなので回線は混雑しやすいです。独自回線を利用するNURO光やauひかりと比べると実際の速度は上がりにくい傾向にあります。
参考:ブロードバンド回線事業者の加入件数調査(2020年3月末時点)
回線・プロバイダの問題2.|IPv6非対応のプロバイダを利用している
光回線にはIPv6(IPoE)という接続方式があります。
- IPv4: PPPoE接続を利用するため、回線とプロバイダをつなぐ網終端装置が混雑すれば速度は遅くなる
- IPv6: 網終端装置を通らずに接続するIPoE接続を利用できるため、混雑しにくく速度は低下しにくい傾向
IPv6(IPoE)を利用することで必ず速度が上がると保証できるわけではありませんが、速度を改善できる可能性は大いにあります。
ドコモ光の速度に不満がある方は、まずIPv6(IPoE)の利用を検討してみるといいでしょう。
ここからは、ドコモ光でIPv6(IPoE)を利用する流れを確認していきます。
①まず、利用しているドコモ光がIPv6に対応済みかを確認する
ドコモ光の回線はIPv6(IPoE)に対応していますが、申込が必要になるケースもあります。
- NTT東日本エリアの方:申込は不要。ドコモ光の利用開始と同時に提供している
- NTT西日本エリアの方:申込は必要。プロバイダ経由か、利用者が直接ドコモ光に申込(直接申込をすると、工事料がかかる場合もあるためプロバイダ経由の申込がおすすめ)
②IPv6 IPv4 over IPv6通信の対応プロバイダかを確認する
IPv6(IPoE)にもデメリットがあり、IPv6(IPoE)のみでは従来のIPv4(PPPoE)対応サイトへ接続できません。
ドコモ光でIPv6(IPoE)とIPv4(PPPoE)の両方を利用するには、プロバイダが「IPv6 IPv4 over IPv6通信」に対応している必要があります。
ドコモ光ではプロバイダを選べますが、「IPv6 IPv4 over IPv6通信」対応プロバイダは以下に限られます。
上記以外のプロバイダを利用している方は、上記の「IPv6 IPv4 over IPv6通信」対応プロバイダへ変更すると通信速度を改善できる可能性があります。
③IPv6対応ルーターを用意する
出典:BIGLOBE
IPv6(IPoE)を利用するためには、IPv6対応ルーターが必要です。
プロバイダによって使えるIPv6対応ルーターは以下のように異なります。
- ドコモ光ルーター01(ドコモのオンラインショップでは7,040円で購入可能)
- ドコモ光のプロバイダサービスで提供するルーター(無料~500円/月ほどでレンタル可能)
- v6プラス対応ルーター
プロバイダ別のIPv6対応ルーターはこちらで確認が可能です。
④スマホ・パソコンがIPv6に対応しているか確認する
さらに、スマホ・パソコンの通信機器側もIPv6に対応している必要があります。
スマホは2017年以降に発売されたものならIPv6に対応していることが多いです。
パソコンについても比較的新しいものは対応しています。
回線・プロバイダの問題3.|通信障害が発生している
ドコモ光の回線・プロバイダで通信障害が発生していたり、一時的な混雑があったりすると通信速度が大幅に低下します。
場合によってはインターネットに接続できないケースもあります。
通信障害の情報は、ドコモ光やプロバイダの公式サイトで確認できるので、通信障害が発生していたら復旧まで待ちましょう。
ドコモ光の通信障害情報はドコモ光 工事・故障情報(NTT東日本・西日本の工事故障情報)から確認できます。
回線・プロバイダの問題4.|マンションでの配線方式がVDSL
光回線は、戸建てタイプとマンションタイプで契約が異なります。
マンションでドコモ光を利用している場合、配線方式が「VDSL」だと、そもそも最大速度が100Mbpsなどと低速です。実際の回線速度ももちろん上がりません。
最近ではマンションでも高速な配線方式がありますが、今でも集合住宅ではVDSLを利用しているところもたくさんあります。
契約書やサポートなどで確認してみて、配線方式がVDSLだった場合は以下の対応をするといいでしょう。
- 高速な配線方式へ変えてもらえないか管理会社などに相談する
- 5階までの建物ならNURO光の戸建てタイプ、3階までの建物ならNURO光・auひかりの戸建てタイプを引けるケースがあるため問い合わせてみる
接続機器(ONU・ホームゲートウェイ・ルーター)の問題

自宅内の接続機器(ONU・ホームゲートウェイ・ルーターなど)やLANケーブルに問題がある場合、通信速度の改善方法は以下の通りです。
対処法 | 備考 |
---|---|
ONU・ホームゲートウェイ・ルーターなどを再起動する | 再起動や初期化をすると動作が正常になり、本来の速度がでるようになる |
LANケーブルを「CAT5e(カテゴリー5e)」以上のものに買い替える | 1Gbpsの速度に対応した「CAT5e(カテゴリー5e)」以上のLANケーブルに替えれば、速度が改善されることもある |
ルーターのファームウェアを更新する | 更新方法はメーカーの公式サイトで確認可能 |
Wi-Fiを使っている場合は、Wi-Fiの周波数帯を変える | 2.4GHz帯から5GHz帯、5GHz帯から2.4GHz帯へ変更 または、スマホ・パソコンでWi-Fiの接続先を変更 |
ホームゲートウェイ・ルーターが古い場合は、新しいものに交換する | 古いと最大速度が遅い・高速の無線LAN規格に非対応など、回線速度が遅くなる原因になる |
通信機器(パソコン・スマホ)の問題

自宅内の通信機器(パソコン・スマホなど)に問題がある場合、通信速度の改善方法は以下の通りです。
対処法 | 備考 |
---|---|
パソコン・スマホの保存容量をあける | 不要なアプリやデータを削除してパソコン・スマホの動作が改善されると、体感速度が上がる |
パソコン・スマホで不要なプログラム・アプリを終了する | パソコン・スマホの動作が改善され、体感速度が上がる |
パソコン・スマホを新しくする | パソコン・スマホが古いとCPU・メモリなどの性能が低いことも多々ある。新しいものに買い替えるとパソコン・スマホの動作がよくなり、体感速度が上がる |
ドコモ光の問い合わせ先
ドコモ光の問い合わせ先は「ドコモ インフォメーションセンター」です。
確認したいことなどがあれば電話をしてみるといいでしょう。
- ドコモの携帯電話から:151(無料)
- 一般電話・携帯電話・PHSから:0120-800-000
受付時間:9時~20時(年中無休)
ドコモ光の速度が改善しない場合は、速度や安定性に定評のある独自回線への乗り換えもおすすめ
ここまで確認してみて、ドコモ光の速度が改善しない場合は回線の乗り換えがおすすめです。
光コラボであるドコモ光からの乗り換えなら、独自回線を利用していて速度や安定性の面で定評のある「NURO光」や「auひかり」を選ぶと満足できる可能性が高いでしょう。
とくにNURO光は下り最大2Gbpsと業界屈指の高速回線なので、対応エリアに住んでいるなら検討してみる価値はあります。