あの無制限WiMAXが終了しました。
WiMAXが出たのは今から10年以上前。当初はポケットWiFiといえばイーモバイル(現Yモバイル)で速度も7.2Mbps~21Mbpsになるところで、
そこに初代WiMAXは40Mbpsのノーリミッドモード(無制限)でデビューしました。
出始めはエリアも狭く、tryWiMAXで貸し出しで実際に自分が使うときに使えるのかなどをみて判断するのが主流でしたね。
速度は当時実測で10Mbpsくらいだったと思います。
当時は通信制限というのも一般的に知られているものではなく、自身も良くわからなかったのが実情でした。
それが今や通信制限は誰でも知りうるものとなり、制限問題はいつでも付きまとっています。
そんな無制限先駆けの初代WiMAX回線の終了になりました。
WiMAXサービスは【2020年3月31日】にて終了。
https://www.uqwimax.jp/wimax/support/change/single/finish/
というと現在利用中のユーザーは驚いてしまいますがご安心ください。これは旧回線であるWiMAX回線のことです。現在はWiMAX2+になっているので、サービス自体が終わるわけではありません。
UQが保有する50MHzの周波数帯のうち10MHzをWiMAX、20MHz+20MHzをWiMAX 2+サービスに割り当てていますが、このWiMAXで使われている10MHzを終了する。目的は周波数の有効利用により快適な通信サービスをする、つまり速度が上がるということです。
実際にWiMAX2+を利用している人も含め、検討中の人も、WiMAXの終了=WiMAXサービスがつぶれたと勘違いしたんではないでしょうか。
WiMAXのバンド幅・周波数帯とは
周波数帯とはWiMAX用に利用されている電波のことで、これらのことをバンド幅(band)とか周波数帯とか呼びます。少し難しいのですが周波数帯は2595~2645MHzの連続した50MHz分、これを10MHzづつに分割して割り当てているようです。
WiMAXの周波数帯 | |||
2595~2645MHzの周波数帯を使用 | |||
10MHz | 20MHz | 20MHz | |
2009年2月~ | WiMAX(最大40Mbps) | 無し | |
2013年~ | WiMAX(最大40Mbps) | WiMAX2+(最大110Mbps) | |
2015年2月~現在 | WiMAX(最大13.3Mbps) | WiMAX2+(最大220Mbps) | |
2020年3月末~ | WiMAX2+(?????Mbps) |
WiMAXサービスが終わったらどうなる?
このWiMAXで使われている周波数帯10MHzを終了することにより、50MHz分をフルでWiMAX2+の回線に利用することにより速度が上がっていきます。
また現在WiMAXサービスを利用している人は、終了次第WiMAXサービスに加入している人は契約解除となります。その際、契約解除料は発生しません。ただ、当たり前ですがサービス終了以前にご解約の場合、満了日もしくは更新月以外の場合、契約解除料は発生するようです。
WiMAXサービス終了により機種変更キャンペーン
単純にサービス終了で使えなくなる!なんて話はないのでご安心ください。
現在、旧端末を利用しているユーザー向けには機種変更のキャンペーンを行います。(UQ公式。利用サービスがMVNOの場合は運営会社に確認が必要です)
WiMAX 2+機器へ無料変更できるように『 おトクに機種変更 』を2018年10月1日より開始し、契約解除料金、登録料、端末料金がかからず、ギガ放題3年が通常4380円が3年3696円となりお得に利用できます。
WiMAXサービスの新規加入終了について
通常のサービスである「UQ Flat年間パスポート」「UQ Flat年間パスポートハート割」「UQ Flat」「UQ Step」は新規受付については2018年9月30日に終了します。現在契約している人はサービスが終了次第利用ができなくなります。(UQ公式。MVNOにてご契約している人はMVNO各社に問い合わせが必要)
ただ、新規契約は1DAYプラン(日600円)はそのまま契約ができます。
1DAYプランとは
1日だけWiMAXサービスを利用することができるサービス。
WiMAXの利用いただけなくなる対象機種一覧
アイ・オー・データ:WMX-U01~U04、WMX2-U01~04
NECプラットフォームズ:UD01NA/UD03NA、Atem WM3200U、Atem WM3200C
OKIネットワークス:UD010K/UG010K、WiWiGW
シンセイコーポレーション:UD01SS/UD03SS、UD02SS/UD04SS、MW-U2510/MW-U2510SS2
アイ・オー・データ:WMX-GWMR
アルチザネットワークス:AZ01MR
NECプラットフォームズ:Atem WM3300R、Atem WM3500R、Atem WM3600R、Atem WM3800R
シンセイコーポレーション:URoad-5000、URoad-7000、URoad-8000、URoad-9000、URoad-SS10、URoad-Aero
ソフトアンドハード:egg
ネットワークコンサルティング:Moblle Cube、Moblle Sllm
アイ・オー・データ:WMX-GWBA、WMX-GW02A
NECプラットフォームズ:Atem WM3400RN、Atem WM3450RN
シンセイコーポレーション:URoad-Home
そのほかWiMAXのルーターの中には通信モードの中にノーリミットモードが存在しますが、端末自体はWiMAX2+に対応してしているのでそのモードは利用が可能です。単純にノーリミッドモードが使えなくなるとのことです。
そのほかWiMAX内蔵パソコンやタブレットなどがありますが、詳細は公式ページから確認をするようにしてください。
まとめ
私はこのニュースをはじめに見たときは驚きました。WiMAXが終わってしまうの?っていうのが最初に思ったことでした。
すこし紛らわらしいニュースではありましたが、全然問題はなかったですね。今後のWiMAX2+のスピードが速くなることを期待して待ちましょう。
ただ、現在旧端末を利用している人がいたら、その端末の見直しは終了までつかうということではなく、すぐにでも切り替えることをおススメします。
以前のサービスは本当の意味のノーリミッドだ!なんていうかたも今もなおいらっしゃいますが、現在の制限3日10Gのデータ量は思いのほか大きいのでそう簡単に制限にはかかりませんし料金としてもほぼ変わることはありません。
WiMAX5G!今後のWiMAX2+はどうなっていくの?
世間では5G化が進んでいるのですが、おそらくWiMAXも5Gが進むのだと思います。
これはまだ情報としては出ていないので随時発信はしていきます。
おそらく年内になにかしらの発信をすると思います。